チノーは、業界初の可視色と赤外成分を同時に計測できるハイブリッド形多成分計「IMシリーズ」を発売した。販売価格はセンサー本体264万円から、設定表示器15万円から。初年度50台の販売を計画。
新発売のIMシリーズは、可視色濃度や透明度のほか水分、厚さ、残留溶剤、油脂分などの赤外成分を最大2成分、1台で同時に計測できる。また、アナログ出力4点まで可能のため既存設備にも対応できる。設定表示器と組み合わせることで遠隔設定や監視も可能である。
測定は非接触方式で、56ミリ秒の高速応答によりリアルタイム計測ができる。機種も反射型、透過型、防爆仕様などを用意、粉体・液体・シートなど多様な用途に対応できる。
特に、フィルムやコーティング製造プロセスのフィルム・基材シート・塗工剤、製造プロセスの洗浄液・反応処理液・廃液、塗装工程などの各種測定や異常監視などに適している。