Ethernet通信に対応 IDECは、DC12V電源で駆動可能 中形プログラマブル表示器発売

IDECは、DC12Vを電源とする各種装置の操作表示パネル用として、Ethernet通信に対応し遠隔地から監視やメンテナンスを実現した「HG2G形5・7インチ中形プログラマブル表示器DC12V電源タイプ」を発売した。

標準価格は、カラーLCD・Ethernetインタフェース付き9万3700円、同インタフェースなし7万8700円、モノクロLCD・Ethernetインタフェース付き7万8700円、同インタフェースなし6万3700円、販売目標は年間1000台。

低炭素社会の実現に向け、ソーラーシステムなど新しい発電システムなどと、蓄電池との組み合わせによる電源供給ニーズが今後拡大することが予想される。これに伴い、電池電圧として一般的なDC12V電源で駆動するアプリケーションも拡大が予想される。

同社では一昨年、DC12V電源タイプのマイクロPLC「MICROSmartシリーズ」を発売、同電源による制御ニーズに対応してきた。今回発売のHG2G形とMICROSmartを組み合わせることで、より広範なアプリケーションに対応することができる。

HG2G形プログラマブル表示器は、DC10・2V~18Vと広い電源電圧範囲を実現。MICROSmartとケーブル1本で通信が行え、Ethernetでパソコンと接続でき、遠隔地のパソコンから作画データの変更や履歴データの収集ができるほか、MICROSmartのラダープログラムの変更も可能で装置のメンテナンス性を向上させる。高輝度500Cd/平方メートル(モノクロ)、350Cd/平方メートル(カラー)のLCDを搭載。

明るい場所でも見やすい画面表示を実現。コントラスト比は、同社従来機種に比べモノクロで5倍、カラーは1・7倍で表示性能を高めた。

RS―232C、485(422)シリアルインタフェースに加え、Ethernetインタフェースを搭載。PLCやマイコンボードなど多様なホスト機器との通信のほか、バーコードリーダやRF―IDなど各種機器との通信に対応。

115・2kbpsという高速で1・N通信が行えるO/Iリンク通信機能を装備。1台のホスト機器に最大16台のHG2G形がマルチ接続できる。

パネル奥行きはわずか35・9ミリの薄形・フラットなデザインで、機器や装置の小形化・省スペース化が図れる。3種類の本体色を用意。UL/c―UL認証、CEマーキング対応。

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