タイマは、入力信号が入ってからあらかじめ定められた時間に出力信号を出す制御機器。時間要素を持ちセットされた時間経過後に動作する。産業用タイマの市場規模は約40億円と推定される。
アナログタイマは、簡単なダイヤル設定で時間制御が手軽にできる。デジタルタイマは、高精度な動作時間設定が可能。デジタルスイッチで時間セットも容易で、経過時間のデジタル表示も可能。モータタイマは、短時間から長時間まで簡単にダイヤル設定できる。電圧変動、温度変化の影響を受けず、可動指針により時間経過の読み取りも可能。
時間固定タイマは、入力回路に所定の入力を加えた時点からセット時間経過後に出力を出すオンディレー動作、入力をオフした時点からセット時間経過後にオフするオフディレー動作、セットされた時間に従って出力オン/オフを繰り返すフリッカ動作などがある。
カウンタは、パルス信号を受け、数を数えて表示する装置。汎用電子カウンタ、電磁カウンタなどがあり、市場規模は90億円弱と推定される。
汎用電子カウンタは、設定された数値まで計数すると制御出力するプリセットカウンタ。LCD/LED表示で高い視認性を持つ。タコメータ機能や通信機能付もある。
電磁カウンタは、電磁石を励磁または消磁することで文字車を動作させ計数を行う。低価格で各種機器の使用回数をカウント表示する。
また、計数入力の数値を表示するトータルカウンタ、動作時間を計時表示するタイムカウンタ、工作機械のツールメンテナンスカウンタなど、用途対応カウンタもある。