これまで表示器といえば、製造現場の操作盤に煩雑に配置されていたスイッチやランプなどをタッチパネル付きの液晶ディスプレイで置き換える操作表示器であった。しかし、表示機器メーカー各社は、「見える工場、魅せる装置の実現」をコンセプトに、操作表示器のネットワーク化を進め、オートメーション化された製造現場の「見える化」を実現するため、数々の製品開発に取り組んでいる。より複雑化・混在化する制御機器のマネジメントの役割を担うことを目的に、真の見える化を実現する表示器ソリューションパッケージを開発しようというものだ。
このソリューションパッケージは、コントローラの操作表示器から、装置や工場全体をマネジメントする表示器として活用することが可能である。
操作表示器の特徴を活かし、オペレータの操作を保存から収集までを行うことで、多角的なデータを取り扱うヒューマンマシンインターフェイスとして、PLCなどのコントローラだけでは実現できないシステムソリューションを構築することができる。