コンパクトなセンサと、それより大きな産業用Ethernetケーブルとは直結できない。従って、センサの省配線化は汎用電線で実現されなければならない。
センサは「千差万別」と言われるほど、固有的で多種にわたっている。従って、I/Oターミナルを介して、I/Oデータ結合の従来型センサはこれからも存続すると考えられるが、省配線機能とセンサが有機的に動作する「システムセンサ」「リンクセンサ」の出現は「センサ維新」の始まりと言えるかも知れない。
竜馬の名言である「日本を洗濯致したく候」ではないが、「2本を線択致したく候」でセンサ・アクチュエータ周辺の省配線化を期待するものである。従来型のセンサコンセプトが洗濯され、「センサ維新」が始まろうとしている。
【筆者=株式会社ハーモリンク
代表取締役
錦戸憲治】