2010年わが社の経営戦略 新製品投入効果で拡販へ弾み

2010年3月期の当事業部の売り上げは、下期以降受注が先行して08年度下期レベルまで回復を見せているが、上期の落ち込みが大きく、通期では前年度に比べ75%ぐらいが見込まれる。製品全般に売り上げが落ち込んでいるが、配電制御機器である電磁開閉器や高・低圧の遮断器関係は落ち幅が少ない。また、下期に入ってサーボモーターも機械関係の投資が出ており、増加傾向である。心配されている納期も、一部に遅れた製品もあるが、全般的には切羽詰まっている状態ではなく、対応がなされている。市況が厳しい中であるが、サーボモーター、表示器、インバーター、電磁開閉器、ブレーカーなどはシェアが上昇している。

今年のFA市場は、中国を主導に改善・好転して来るものと見ており、特に中国市場向けは過去のピークを超えるだろう。台湾、韓国も液晶・半導体、電子部品向けなどで期待ができる。

こうした環境下で、当事業部としての10年度は、10年下期の状況にもよるが、09年度比20%以上は伸ばし、08年度比95%ぐらいまでの水準を狙う。特に、10年上期は09年上期比1・4倍ぐらいを目指したい。

自動車関連の投資は中国を除いて国内外ではあまり期待ができないが、自動車用電池工場投資や、ソーラー、液晶・半導体関連での生産投資が出るだろう。ビル、工場建設の先行きも心配されるが、省エネ関連のソリューションでアピールを強める。

昨年、厳しい中にあっても製品開発投資は凍結しないで行ってきたことで、シーケンサやサーボモーター、ブレーカー、ロボットなどの新製品を発売できた。

今年は、これを刈り取る1年として、顧客満足に繋がる販売施策を取りながら、シェアを拡大できるようにがんばりたい。

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