2010年わが社の経営戦略 コラボレーション推進

昨年12月期はまだ確定ではないが、売り上げが前期比5%のダウン、経常利益では若干の黒字になった。

産業界の大幅な設備投資減額に伴い、制御機器市場は半分ほどに縮小している。こうしたなか、当社が善戦できた理由は、国内では小ロット対応政策が功を奏し、また輸出が大幅に伸長した。

タイマーではカレンダータイマーが伸びたが、標準品を在庫し即納体制を敷いている。ホームページからの数個単位の注文にも即対応できるシステムを構築した結果、取扱店経由での販売にも好影響を及ぼしている。施設園芸関連は悪かったが、今年は省エネボイラーが期待できる。

今年の景気は昨年と変わらないと思う。良くなる要素がない。設備投資も引き続き弱いと思うので、当社は、良い時を100とするなら70の数値で経営していける体制を今年も実行する。売り上げは増加を目指す。従来品は横ばい、新製品でプラスさせる計画である。

タイマーは、業務提携に近い形のコラボレーションを行う。専業メーカーは協力できるところは協力し合い効率化していかないと、激しくなる販売競争に勝てないと思う。提携はあせらず長い目で取り組みたい。

また、現在50%余のRoHS指令対応を100%にする方針である。

タイマー、タイムスイッチはお客様が海外製品を嫌う傾向があるので、当社は「メイドインジャパン」にこだわり、お客様に安心感も提供する。

施設園芸用機器では、新製品省エネボイラーの成果が春にはでる。そのあと本格的に販売する。ハイブリッド暖房は燃料費を大幅に節約できるので、農業経営に貢献できると思う。タイマー、施設園芸用機器は省エネを推進し、CO2削減を求める社会の潮流に乗っている。大いに期待した
い。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています

特集の最新記事8件

>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG