昨年は厳しい状況の中で社内改革の良い機会と捉え意識改革、経費削減、新製品開発などに取り組んできた結果、新しい時代の製品を造る土壌が出来てきた。
今年は、当社にとって40期(11月決算)という節目に当たる。景気の2番底が懸念されるが、受注が回復してきており、過去の売り上げの70~80%に戻れば良い。今年は経営者の目線で「業績を回復するか下降は潰す、その覚悟で臨む」ような危機感を持って仕事に励む意識改革をしてもらう。そうしないと殿様商売から抜け出せず社会から取り残される。また、売り上げでは昨年発売した新製品が貢献しよう。
昨年から意識改革に向けての対策を講じてきた。
ITを、社内コミュニケーションに活用するシステムを構築できた。テレビ会議システムを導入、また在庫などの社内情報も共有化できるようになった。
グループ間の壁を取り払うためにグループの長を集めて技術部を設けたが、その効果も出始めている。各自の意識が変わりつつある。営業も若返りを図り強化しており成果が出ると思う。
新製品は、アブソリュート・スケール「スリーブセンサ」、ハイギャップMCスケールシステム「SI―550」、シンプルメジャーシステム「マコメジャー」、そのほかスポットマークリーダー、インターフェース変換器など多くを発売した。物流・搬送EXPO展でも好評であった。
輸出では韓国、中国などが伸びそうである。日中物流技術交流会に参加し中国物流システム会社へ営業をしたが、仕様打ち合わせなど反応が良かった。
国内、海外ともに市場に種を蒔いてきたので、今年は刈り取りの年でもある。地震総合観測装置も将来性があり期待している。