昨年11月くらいから、欧州向けへの受注が回復しており、今年は年明けから良い影響がでて来るのではないかと期待している。今期は15%以上の成長を目指す。
今年の市場動向も予想しにくいが、当面は市場の状況を見ながら弾力的な経営を行っていきたい。投資や製品開発などは状況に応じ臨機応変に対応し、厳しい時は先送りするケースもあるだろう。
国内の市場は、光電センサや画像センサはまだベースは小さいものの、落ち込みは少なく健闘しているといえる。光電センサは前年比約20%減少しているが、画像センサは逆に少し伸長している。特に3品分野向けは堅調に推移しており、底堅さを感じている。
こうしたこともあり、今年は特に国内事業を強化したい。光電センサや画像センサはもちろんのこと、LED照明関連機器の拡販に注力する。
当社製品の認知度は年々アップしているが、さらなる認知度のアップを図るとともに、「高品質だけど低価格」というテーマを掲げ、高品質とローコストの両立を訴求した営業活動を推進していきたい。
また、ファイバセンサ事業の強化も図りたい。高速応答性で長距離検出を可能とした新製品を1月から投入するほか、ファイバユニットの拡充を図り、200機種以上という業界最多の品そろえと低価格で積極的に営業展開する方針で市場のシェアを高めていきたい。
一方、LED照明機器事業では、自社開発の製品を増やす方針である。新製品として画像処理用LED照明では、従来機種より3倍明るく、30%価格ダウンしたタイプや、調光階調などの機能アップした上でローコストを実現した、LED照明コントローラなどを投入する方針で、同事業の範囲を拡大する方針である。