フエニックス・コンタクト(横浜市港北区新横浜1―7―9、tel045―471―0059、青木良行社長)は、全国23社から成る販売ネットワークを構築した。
青木社長の「流通はメーカーの生命線であり、両者が対等の立場で地域、顧客の特性を考えながら質の高い営業戦略を進める」と言う方針の下、整備を進めていたもの。
同社は産業用接続機器、産業用コネクタ、PCB接続システム、サージ保護機器、電子機器、自動化システムの6つの製品群で、あらゆる産業の接続システム、ネットワークシステムに最適なソリューションを提供している。
製品幅の広さと種類の豊富さでビジネスチャンスは大きいものの、現状は特定の業界や限られた地域での営業活動になりがちで、「地域、業種に合わせたエリア戦略が弱い」(青木社長)ことから、この弱点を補うために、販売店作りを推進してきた。
この結果、「地域、業種を考慮してほぼバランスの取れた販売店の設置ができた」(青木社長)ことから、今年は『流通元年』としてこれを最大限活かした販売戦略を進める。
新製品、アプリケーションの伴う製品などが増加して販売する営業社員のスキルアップも求められていることから、販売店社員の勉強会も適宜開催しながら、販売店の中に同社のファンを増やしていくことにしている。
青木社長は「バリューネットワークである販売店を上手に活用しながら、価値ある製品をしっかりと顧客に届けることで、今後の飛躍につなげていきたい」と今後の販売店の活躍に大きな期待を寄せている。