新年賀詞交歓会を東京・芝の東京プリンスホテルで6日開催した。
あいさつに立った大坪文雄会長は「2009年の電子情報産業の世界生産は前年比15%減になる。このような中で中長期的な展望に立つと、日本のITエレクトロニクス産業が海外企業との熾烈な国際競争に打ち勝ち、わが国の持続的成長のキーとなるのは、環境技術とアジアであると考えている。地球温暖化対策に向けて世界各国がグリーンニューディールなど環境政策に力を入れ、スマートグリッドに代表されるような環境へのITインフラ投資が世界的に進んでいる。こうした潮流の中、日本のIT・エレクトロニクス産業は自らの成長だけでなく、その最先端の技術を応用することによって、地球温暖化対策をはじめとした様々な環境問題の解決に対して、中心的な役割を果たすことができるものと確信している。さらに、わが国の力強い成長を確保するためには、経済成長著しいアジアを支援しつつ、その成長を自らの成長に結びつけていくことが重要である」とのべた。