新年賀詞交歓会を、東京・芝の東京プリンスホテルで12日開催した。
あいさつに立った日本ロボット工業会の瀬川雅司副会長は「100年に一度とも言われる世界同時不況は、設備産業にとっては冬の時代とも言える厳しい1年であった。その中で、日本ロボット工業会は市場拡大に向けた取り組み、研究開発、国際標準化、国際協調・協力の4点を推進していく。
製造科学技術センターは、ものづくりロードマップが昨年完成し、新たにレーザ加工の新システムプロジェクトがスタートした。さらに20年にわたって進めてきたIMSは目的を達成したため、今年度で終了する。マイクロマシンセンターはマイクロマシンとMEMSにおける技術基盤の確立と産業化支援を目指して活動を強化していく。また、3年目に入るBEANSプロジェクトでは、革新的な次世代デバイス開発の基礎技術開発への道筋を示したい。本年も協力をお願いしたい」とのべた。