産業用・計測制御コンピュータの世界企業の日本法人アドバンテック(東京都千代田区一ツ橋2―5―5、tel03―5212―5789、劉克振社長)は、1月から企業体をシステムソリューションベンダーとして位置付け、マーケットイン戦略を展開する。FAのほか海外で実績のあるエネルギー、鉄道、小売業、医療分野などにターゲットを絞りチャネルパートナーと共同開拓する。今12月期売り上げは、前期比28%増の15億円を目指す。
22日開催の「アドバンテック・チャネルパートナープログラム2010」で親会社のマーケティング責任者江青霞氏が新方針を発表した。江氏は「事業部を統合し、部品ベンダーからシステムソリューションベンダーとして展開していく。マーケットイン販売戦略に伴い、チャネルパートナーと強固なコラボレーションで市場毎に積極的な活動を行い、厳しい競争を勝ち抜きたい」と語った。
続いて、同社チャネル営業部ディレクター矢崎秀夫氏は「チャネルパートナーと一緒に絞り込んだ市場で顧客ごとの案件情報を入手し、最適な製品を提供するためチャネルパートナー制度を変更する。マーケットをワイドに捉え展開するDistribution
Cannel
Partner(DCP)と市場に特化し展開するFocused
Cannel
Partner(FCP)の2カテゴリに分け、パートナー企業の強みを発揮出来る情報提供や技術サポートを行い、付加価値と専門性の高いサービスを顧客に提供していきたい」と新制度を説明した。
同社は今後、世界で蓄積してきた市場別の技術ノウハウを日本市場で活用しシステムソリューションベンダーとして展開する。
なお、同社は東京本社とサービスセンターを一カ所に統合するため移転、2月2日から新事務所で業務を行う。
新所在地は次の通り。
▽東京都台東区浅草6―16―3、tel03―6802―1021、FAX03―6802―1022、フリーコールは従来通り。