安川電機の2010年3月期第3四半期連結決算は、売上高1505億5400万円(前年同期比44・7%減)、営業利益110億3300万円の損失(同312億5800万円減)、経常利益105億5300万円の損失(同300億4100万円減)、四半期純利益81億6100万円の損失(同179億6800万円減)となった。
セグメント別売上高は、モーションコントロールが733億円(同571億7500万円減)、ロボットが375億1600万円(同532億4400万円減)、システムエンジニアリングが251億6700万円(同46億3600万円減)、情報が104億1200万円(同52億1500万円減)、その他が41億5600万円(同15億5600万円減)。モーションコントロールは、ACサーボ・コントローラが半導体業界や電子部品実装業界向け及び、中国・アジア向けで回復が見られる。
インバータもいち早く回復を示した中国を始め、アジア・米国も回復基調であり、期後半から前年同期実績に近づきつつある。営業利益は42億2300万円の損失(同168億2900万円減)であった。
ロボットは、主要顧客の自動車業界の国内での生産回復が設備投資再開まで至っていないことから低水準であるが、中国・アジアなどの地域で投資案件が増加するなど回復の兆しが見られる。
通期予想は、売上高2200億円(前年度比34・9%減)、営業利益及び経常利益は65億円の損失、当期純利益は50億円の損失としている。