日本電気制御機器工業会は新年賀詞交歓会を浜松町東京會舘で15日開催した。
あいさつに立った舩木俊之会長は「リーマンショックで世界経済は激変し、日本・米国などいままで強い経済国の後退とは逆に、中国・アジアの新興国が台頭してきている。この構図は元に戻ることはなく、私たちは今までとはまったく違った考え方や斬新な戦略に切り替え、敏速な対応をしなければならない。
昨年12月の当工業会の出荷速報値は、一昨年9月以来1年3カ月ぶりに前年同月を超え、今年度出荷額も前年度比80・9%の4487億円が予測される。
こうした環境変化をチャンスと捉え、制御機器産業の発展と社会貢献の実現に向け、重点取り組みである3つの「S」、すなわち、第1の「S」Standardization【標準化及び関連事業の推進】、第2の「S」Safety【安全に関する事業の推進】、第3の「S」Sustainable
Society【環境関連事業の拡充】をキーワードに、電気制御機器を生み出す『技術集団』、最終製品づくりをサポートする『ものづくり集団』、社会の抱える多様な課題を解決する『ソリューション集団』として積極的に取り組みたい」とのべた。