星和電機は、LED照明器具「ペルピュールシリーズ」の新ラインナップとして、国内初となる防爆エリアで使用可能な交流・直流両用形の安全増防爆形LED照明器具(型式LGLA)を開発、3月1日から発売する。オープン価格。
現在、石油化学プラントの照明設備には、常用電源を交流、非常電源を直流で運用している設備が数多くあるが、交直両用点灯形の照明器具としては主に白熱灯が設置されている。しかし、白熱灯はエネルギー消費効率が悪いことから、将来的に市場からなくなる可能性が高まっている。
同社では、石油化学プラント用白熱灯の代替製品として、交流電源と直流電源の両方で点灯可能な安全増防爆形LED照明器具LGLAを開発したもの。
灯具には、耐食性・耐候性に優れたステンレス鋼板を採用。フィラメントレスで球切れの心配がない上、高耐振動性を示す。効果的な放熱対策を行うことで光源寿命4万時間というメンテナンスフリーを実現した。
また、新製品は屋内外で使用でき、従来の白熱灯(100W器具)に比べ、明るさはほぼ同等で、消費電力は約80%低減(同社比)、CO〓低減に貢献する。
さらに、紫外線レスにより虫が集まりにくく、赤外線レスでもあるので、被照射物に優しい照明である。
防爆構造はed3aG4、IEC保護等級はIP65、使用可能な危険場所はZone2で、防爆性能として水素防爆に対応する。直付形(パイプ最短)、パイプ吊形、ブラケット形、スタンド形の4タイプを用意している。