【名古屋】SUNXは、中・長距離から広い範囲を高速に距離測定できる高速同軸レーザ変位センサ「HL―H1シリーズ」、ファイバセンサとしては初めて爆発性雰囲気中でデジタル2画面表示を搭載した防爆デジタルファイバセンサ「BFX―100シリーズ」を発売した。
「HL―H1シリーズ」は、ワークへ照射するレーザ光とワークからの反射光が同一の光路軸となる同軸測距方式の変位センサ。コノスコピック原理を応用し、ホログラフィ方式の考え方を取り入れた新しい検出方式の採用により、測定距離の長距離化と広い測定範囲を実現。小さな穴の深さや狭い隙間奥の位置測定、半球体など角度のある形状の測定など、これまでの変位センサでは難しかったアプリケーションにも高速・高精度に対応できる。
最大3キロHzで高速サンプリングが可能な同軸変位で、測定形状のモニタリングや簡単に機能設定ができる専用ソフトも付属している。測定中心距離、測定範囲が44プラス マイナス4ミリ、69プラス マイナス9ミリ、148・5プラス マイナス35ミリの3機種を用意。
「BFX―100シリーズ」は、2次電池・半導体・液晶業界、自動車製造業界などの爆発性雰囲気を含む生産設備において、機械の高速化や製造物の微小化が進み、それに対応するセンサが求められるなかで開発されたもので、ファイバセンサの最新の性能と操作性を、爆発性雰囲気中でも使用可能にした。
「工場電気設備防爆指針(ガス蒸気防爆2006)」に従い、厚生労働省の型式認定に合格。本質安全防爆構造(ia2G4)により、爆発等級1級・2級で発火度G1~G4の対象ガス雰囲気中で使用できる。「ゾーン0種危険場所」を含む多くの危険場所で使用可能となっている。
しきい値、入光量を同時に表示し、センシングの状態をひと目で確認できる操作性の良いデジタル2画面表示方式を採用している。
全158機種のファイバヘッドを接続可能で、塗料・石油製品・火薬・ガス・有機溶剤・洗浄液などを使用する生産設備に対応。