2009年12月期の売り上げは、昨年3月を底にして上昇基調になり、10月以降は前年同月を上回ってきたが、前半のマイナスが大きく、前期比75%で終わった。
しかし、前期に進めた拠点の再編と社内組織の見直しなどの効果が営業面、財務面で期待できることから、今期は売り上げが15%増ながら、収益性は30%以上アップすると思う。
その仕掛けのひとつとして今期から社内を大きく営業と管理の2部制に簡素化した。この中でも管理部に属しながらも、両部をつなぐ役割を持つCSC(カスタマーサポートセンター)は、顧客からのコールセンターとして、見積もり、納期対応など営業の動きを把握しながら調整を行なう役割を持たせており、従って営業は徹底的に販売に専念した動きができる。
人間の血液はどの臓器にも属さないで人間の各機能をすべてつなぐ役割を果たしているように、CSCは会社の血液として会社のすべての機能を駆使して、顧客に対応していく。
今年度は省エネと新エネルギー関連での取り組みを強める。省エネ関連では、LED照明の電源の周りや太陽光発電のインバータ・コンバータ制御などをターゲットに高効率化を追求していく。
また、新エネルギー関連では小型で高効率な大容量発電システムや蓄電池、燃料電池といった電気を作り、蓄える部分で、信頼性の高い製品の提案をしていく。
今年度の全社テーマとして「FULL
SWING」を掲げた。環境、省エネ、新エネ市場に向けて、軽量・コンパクト・柔軟で強靭なチームワークで臨む。市場のグローバル化が進む中で、商品レパートリーを拡大しながら、国内、海外をシームレスにつなぐ組織と多能工社員で、顧客に満足いただき、最大限の効果を発揮していきたい。