安川電機は3月21日付けで、利島康司社長が代表取締役会長に就任し、新社長に津田純嗣常務・ロボット事業部長が昇格する。
これに伴い中山眞代表取締役会長は取締役に退き、6月の株主総会で取締役を退任し、特別顧問に就任する予定。
今回の社長交替は経営陣の若返りが狙いで、新事業年度の3月21日から新体制で臨む。新社長に就任する津田氏は、同社の事業の柱であるインバータ、サーボモータやロボットの事業部長を経験して事業に精通していることに加え、米国安川電機の副社長も含め約13年間にわたる海外勤務経験など、国際感覚にも優れている。技術にも精通しており、販売、技術開発の両面で手腕が期待される。津田新社長の略歴は次の通り。
津田純嗣(つだ・じゅんじ)氏=1951年3月15日生まれ。58歳。76年3月東京工業大学機械学科卒業後、同3月同社入社。98年6月米国安川電機副社長、03年8月同社モーションコントロール事業部インバータ担当部長を経て、05年6月取締役就任。07年3月取締役・ロボット事業部長、09年6月常務・ロボット事業部長兼ロボット事業部ロボット事業統括部長兼営業統括本部営業担当。福岡県出身。