【名古屋】未来を担う中学生たちが環境保全のために個人レベルで実践できることを学ぶ―。明治電機工業(安井善宏社長)は、このほど講習会「環境保全への当社の取り組みについて~ISO14001に対する取り組み~」を開催した。毎年開かれているもので、今回が5回目になり、7人の中学生たちに同社の環境保全活動、地球環境問題などについて講義を行い、環境保全の大切さについて理解してもらった。
同社は、02年3月に本社で環境マネジメントシステムISO14001の認証を取得した。名古屋市から、環境に配慮した取り組みを行っている「エコ事業所」にも認定され、中学校の総合学習の時間で環境教育を学ぶ場に適しているとして、毎年名古屋市立南陽中学校の生徒が訪れて講習を受けている。
講習では、まず同社本社が氷蓄熱式ビル用エアコン、インバータ照明などを採用した省エネビルであることや、エコ事業所についてわかりやすく解説した。ISO14001の基礎知識、今後の環境活動方向などについても解説し、中学生から質問を受けた同社のリサイクル活動、社員が環境のために心がけていることなどについて回答した。
その後、同社の廃棄物置場、廃棄物容器などを見学、中学生たちに名古屋市での分別方法に基づいて指定容器への廃棄を実践してもらった。