山武は、経済産業省の2009年度「省エネ大賞」で、ビルシステムカンパニー中四国支店の冨田安夫氏が人材部門(支援サービス分野)で「経済産業大臣賞」を、藤沢テクノセンター(神奈川県)の塚越隆啓氏が人材部門(企業等分野)で「省エネルギーセンター会長賞」を受賞した。
冨田安夫氏の受賞は、省エネに関する知見を活かし、年間20件に及ぶ中小企業や業務部門の省エネ支援をしたこと、「エコアドバイザー」として島根県地球温暖化協議会の施策に協力し、運用改善や省エネチューニングを中心に県下の中小企業の省エネ診断や対策支援を行っていること、研修会等で省エネの意義や手法について啓蒙・普及活動を行うとともに、「省エネアドバイザー育成セミナー」の講師を務めるなど、人材育成にも熱心に取り組んでいることが理由。
また塚越隆啓氏は、10年以上にわたり「見える化」を徹底し、少額の投資で工場における泥臭い省エネ活動や、ビルの運用改善で照明や空調の省エネを実践したこと、工場見学会を開催し、7年間に7500人以上に対して省エネノウハウを実践的に紹介していること、民放・ケーブルテレビなどを通じて、家庭における省エネの取り組みが放映され、その普及にも貢献していることなどが理由。
省エネ大賞は、「機器・システム部門」「人材部門」「組織部門」の3部門において省エネルギー性能などが優れた製品や、省エネルギー推進に貢献した個人、グループ、企業等に対して国が表彰する制度。
今年度は3部門で、合計で34件が受賞した。