日本で初の本格的な鉄道技術展(主催=フジサンケイビジネスアイ)が今年11月10日から3日間、幕張メッセで開催される。鉄道関連産業は不況下でも設備投資が堅調に推移しており、FA制御・配電制御システム各社でも有望市場と見ているものの、販売の糸口がつかめなかった。それだけに、同展は販売攻勢をかける好機となりそう。出展申し込み先はシー・エヌ・ティ(tel03―5297―8855)または当社SP部(tel03―5232―2881)。
鉄道はCO2削減の効果が大きく、近年では世界各国で鉄道を見直し車両導入や軌道敷設を増やしている。そのため、鉄道関連市場はグローバル化し、車両や運行管理技術などの販売競争が激化している。
日本の鉄道関連技術は世界先端に位置するものの、安全・快適・環境・省エネ技術の導入が欠かせない状況にある。日本の鉄道産業は歴史が長く産業構造ができ上がっており、車両や運行関連の機器・システムへ新規参入するのが困難であった。しかし、市場のグローバル化が新技術の導入に対し窓口を広げる機会をもたらしつつある。こうした時機に開催される鉄道技術展は、制御機器・システム各社にとって新規参入の糸口になる。
出展対象は鉄道関連全般であるが、車両技術、省エネルギー技術、軌道技術、信号保全設備、電力供給技術、車両基地・工場自動化、車両制御技術、安全・運転事故防止技術、通信・無線などが含まれている。