竹中電子工業 仕分け作業の効率向上ピッキングセンサ発売

竹中電子工業(京都市山科区四ノ宮奈良野町20―1、tel075―581―7111、林昇社長)は、わずか12ミリの超薄型サイズで省配線・省スペース・小電力を実現した、偏光リフレクタ形ピッキングセンサ「SSP―M32R」を発売した。標準価格1万9500円。年間販売目標台数は5000台。

SSP―M32Rは、工場のセル生産作業現場など、組み立て現場での仕分け作業の効率アップを目的に開発された。従来、取り出し確認用ピッキングセンサは投光器・受光器を対向させて使用する透過形が主流だったが、新製品はシート状の反射ミラーを使用する投・受光器一体の偏光リフレクタ形のため、配線が片側だけで済み作業の邪魔にならない省配線タイプである。

本体の奥行きは、約12ミリとコンパクトボディの省スペースタイプで、ユーザーからの要望の多かった小型部品箱にも設置できる。

同社従来機種同様、人的ミスを軽減する国内初の作業間違い表示灯を装備。作業者が間違った部品を取り出そうとすると、表示灯が作動し間違いであることを知らせる。また、作業をスムーズに進めるため、本体両側面に視認性に優れた高輝度緑色LED採用の作業表示灯を装備。同表示灯により、センサの取り付け方向やコードの取り回し制限が軽減し、設計の自由度が大幅に向上した。

取付け穴とセンサの光軸が直線上に配置してあり取り付けが簡単なほか、部品取り出し時の衝突などからセンサを保護する堅牢な保護カバーをオプションで用意。

主な用途は、工場のセル生産現場、物流センターの仕分け作業現場、家電業界・自動車業界などの組み立て現場や組み立てラインで部品の仕分け・選定の指示用途など。

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