富士電機システムズ(白倉三徳社長)は、1日付けでベトナム・ハノイ市に駐在員事務所を開設した。人員は2人。
同社グループのベトナム市場における情報発信基地と位置づけ、ベトナム市場のニーズ収集、現地の顧客やパートナーとの信頼関係の構築など密着したサービスの提供を行う。
ベトナムは外国資本による生産拠点の進出や、これらにともなう発電、水処理、交通など社会インフラ整備が急速に進展し、今後の市場拡大が期待されている。同社グループでは、これまでもベトナム市場において日系進出企業や現地企業、及び電力分野での実績がある。
今後は、エネルギー、環境保全、交通などの社会・産業インフラ事業向け産業プラントシステム市場や、日本、台湾、韓国などの外資系メーカー生産拠点へのコンポーネント市場(半導体や産業機器など)、それに成長著しい現地空調機メーカーやクレーンメーカーなどをターゲットに事業を展開。
また、グループ企業で海外プラント事業に実績のある富士古河E&Cの現地法人とも連携し、きめ細かなサービス拡充も図る。