ドイツの電子制御機器メーカー、PEPPERL+FUCHS社の日本法人、ピーアンドエフ(横浜市緑区白山1―18―2、tel045―939―7802)は、クラウス・ミヒャエル社長(非常勤)と大場久吉代表取締役副社長、ミヒャエル・フックス取締役(非常勤)の3人が2月28日付けで退任し、3月1日から代表取締役4人の新役員体制でスタートした。
経営陣の若返りと同社の大きな事業の柱であるFA(ファクトリーオートメーション)とPA(プロセスオートメーション)の顧客層の違いを明確化し、販売・サービス体制の強化を図るのが狙い。
新役員体制はFAとPA部門に各2人の代表取締役を配置した。FA部門はP+Fアジア代表のマティアス・グンケル氏(非常勤)と池島靖佳氏が、PA部門はP+Fシンガポール在籍でアジア代表のシェーン・パー氏(非常勤)と太田階子氏がそれぞれ就任した。
同社は1989年設立で、大場副社長は設立以来両部門を統括して業績の拡大に貢献してきた。
今回の経営陣の交代により、同社本社や他のP+Fグループの海外拠点同様に、センサ中心のFA部門と防爆機器中心のPA部門とに分けて、それぞれの顧客ニーズに応じた営業展開を図る。
池島氏と太田氏の略歴は次の通り。
池島靖佳氏(いけじま・はるよし)=80年同志社大学工学部卒、同年巴バルブ入社。SUNXなどを経て09年同社に入社し、FA部長。52歳。
太田階子氏(おおた・ともこ)=82年東海大学文学部卒業、同年三菱電機入社。ハイデンハインなどを経て89年同社に入社。09年PA部副部長。50歳。