デジタル(大阪市住之江区南港東8―2―52、tel06―6613―4101、大谷宗宏社長)は、サポートダイヤルでの顧客対応品質を強化した。これに伴い、電話つながり率が16%アップするとともに、問い合わせの解決時間を最大1時間短縮した。
従来のサポート体制は、問い合わせでかかってきた電話を最初に取る1次対応部隊と、HMI/制御担当とIPC担当の2次対応部隊による2段階編成であった。新体制は効率化を図るため、各部隊をリーダーとチーム員からなる小規模な数組のチーム編成とし、各チーム単位で顧客からの問い合わせから解決までをワンストップで行う。これまで2次対応部隊が培ってきた技術力・判断力・対応能力を小規模なチーム編成にすることで対応力をレベルアップ、解決時間短縮に繋げた。
一般的に電話サポートでのつながり率は85%前後とされている。同社には1日当たり250件~300件の問い合わせ電話がかかってくるが、従来の電話のつながり率は84%、対応時間は1時間30分、解決率は93%であった。
事前に行われた試験導入結果では、電話のつながり率が84%から約16%アップし99・6%に、電話を受けてから解決までの対応時間は最大約1時間短縮でき30分に、さらに解決率は96%にアップした。
同社では「今後も業務の効率化と合理化を通じ、顧客が満足するサポートを実践するとともに、多様化するニーズに応えていきたい」としている。