韓国中小企業振興公団大丘慶北地域本部主催の「2010年テグ市(大丘広域市)優良企業との技術交流会」が、大阪(2日=ホテルニューオータニ大阪)と東京(4日=東京プリンスホテル)で開かれた。
テグ市は、人口約249万人でソウル、プサン、インチョンに次ぐ韓国4番目の大都市。日本とは97年に広島と姉妹都市となり、主要産業も繊維・金属・機械製造が中心で日本の産業とも関連性が高い。
今回の技術交流会はテグ市に本社を置く電気、機械、自動車部品、金型、繊維、LED照明、食品関連など優良企業を中心に10社が選定され、交流会に臨んだ。
日本からはメーカー・商社などが出席し、貿易の打ち合わせや商談など様々な意見交換のほか、日韓相互の販路拡大や生産委託、技術供与、企業進出、JV、製品の共同開発など具体的な話も行われた。
交流会の担当者である朴尚圭(パク・サンギュ)氏は「海外への進出、市場開拓を目指すテグ市の優良企業をサポートする目的で、昨年から海外で技術交流会を開催している。昨年は福岡と大阪で開催し好感触を得た。今年は大阪と東京のほか、中国、台湾、ロシア、ドイツなど海外の大都市で開催する。参加した各企業が交流会を通じ、グローバルに活躍することを願うとともに、テグ市の地域経済活性化の原動力になってくれることを願いたい」と抱負を述べている。
なお、参加した韓国企業は、射出成形金型加工組み立てのFUNT社、機械部品加工のNRT
KOREA社、産業部品加工のNEAWAE
PRECISIO社、梱包材・工具のD・S
Pack社、LED照明のSORI社、自動車用・建材用フィルムのNANOFILM社、健康食品のHAENURI社、メガネフレームのSHINHWA社、化粧品のHBMIC社など。