日本フィールドバス協会 「ユーザセミナーin Japan」を開催 診断技術の適用事例など紹介

日本フィールドバス協会(笹島久理事長)は、「ユーザセミナー
in
Japan(東京)」を、渋谷の長井記念ホールで11日開催、約100人が参加した。

フィールドバス協会は、1994年にFOUNDATIONフィールドバスの技術開発と普及を目的に米・ヒューストンを本部に発足し、日本フィールドバス協会も同時に設立された。

現在、デバイス、システム、サービスなどで会員数は433社で、登録デバイスは382機種となっている。

また、日本フィールドバス協会にはベンダ会員31社、エンドユーザ会員31社・団体が入会している。

FOUNDATIONフィールドバスは現在、機器の診断や無線とリモートI/Oなどの点から技術的に注目されており、すでに、6社7システムがホスト認証登録制度によって相互運用が可能になっている。

今回のセミナーは、FOUNDATIONフィールドバスの診断技術の適用事例などを紹介し、フィールドバスの導入検討や関心のあるユーザに理解を深めてもらうために開いた。

セミナーでは日本フィールドバス協会の小野寺薫副理事長が協会の活動状況を紹介したあと、早稲田大学の天野壽春教授が「フィールドバスの基礎」について説明した。

また、「フィールドバス施工事例紹介」が日本フィールドバス協会の津金宏行氏から、エンドユーザ委員会委員長の三鈴エリー布川了氏からエンドユーザ委員会の活動がそれぞれ紹介された。さらに三菱化学の石川努氏が「フィールドバス診断技術の保全への適用」と題して説明した。会場ではベンダ10社のテーブルトップデモも行われ、セミナーと同時にフィールドバスへの理解を深めた。

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