近畿電子部品卸商組合(KEP、岡本弘理事長)は平成21年度3月例会として、10日に京都府木津川市相楽台3―1―1の「松下資料館」見学会を行った。
同資料館は、パナソニックグループの創業者、松下幸之助の生誕100年を記念し、1994年5月に開館した。
松下幸之助が理想とした人間としての生き方・考え方、企業経営のあり方、そして国家社会・世界の展望に至る幅広い内容が著作や映像、グラフィックパネルなどを用いて展示されており、一般公開されている。当日は、午後2時に同資料館に到着、KEP岡本弘理事長のあいさつのあと、同資料館参与の竹田潔氏が「松下幸之助の生き方、人生観、企業経営について」と題し、貴重なテレビ映像などを交え講演を行った。
その後、松下幸之助の哲学の一端や生き方・考え方がわかりやすく展示、映像化された展示室や資料館を見学した。
明治、大正、昭和、平成の4代を生き、70年以上の永きにわたり事業経営に全身全霊で打ち込んだ。松下幸之助の歩んできた道や思想、考え方の一端が再認識される見学会となり、出席者は改めて松下幸之助の偉業を称えていた。
なお、見学会の冒頭あいさつに立った岡本弘理事長は、KEPの今年の催しについて「6月9日に定時総会を開催するほか、11月15日にはJEP(全国電子部品流通連合会)の総会を京都で開催する予定なので、KEP会員の方々も是非参加して頂きJEPとの交流を図って頂きたい」と語った。