コグネックス(東京都文京区本駒込2―28―8、tel03―5977―5409、島清史社長)は、超小型の画像処理システム「In―Sight
EZシリーズ」に、3つのカラー対応モデルを追加し販売を開始した。標準価格は39万5000円から。追加したのはカラースタンダードモデル、カラー高速モデル、カラー高解像度モデル。
In―Sight
EZカラーは世界最小パッケージをそのままに、24ビットフルカラー情報による高速カラー画像処理を実現。
高速で高精度に色を識別する「識別ツール―カラー」と、色ムラ、照明ムラなどの大きな色の変動があっても正確に品種を分類できる「識別ツール―カラーモデル」を搭載している。これによって、食品・飲料・医薬品・自動車の分野などで、これまで設定が困難であった複数色の組み合わせで構成されるパッケージデザインの品種判別や、液体のわずかな色の差による充填物の品種判別、均一なライティングが難しいハーネスの配線検査、自動車ボディ上の異物付着など、広範なアプリケーションに対応可能となる。
また、設定はEasyBuilderのポイント&クリックで色登録をするだけのため、難しいカラーしきい値を意識する必要がなく、設定やメンテナンス工数を大幅に削減できる。
さらに、CC―Link、MCプロルコトに対応し、三菱電機のFA機器と直接接続可能なプロセッサ・カメラ一体型の超小型画像処理システムとして実装が簡単で、欠陥検査、計測、バーコード読み取り、位置決め、文字認識まで業界最高クラスの精度とスピードで安定的に認識・検出できる。
In―Sight
EZは、三菱電機との技術連携によりFA現場でのTCO削減を実現する画像処理システムとして開発した。09年3月の発表以来、三菱電機の機器代理店ネットワーク(現在20社)から販売している。