本多通信工業は、4月1日付けで、宮崎博巳社長が取締役相談役に退き、佐谷紳一郎代表取締役副社長が社長に昇格する。宮崎社長は6月下旬の株主総会で取締役も退任する。
佐谷社長は2008年にパナソニック電工の同社への資本参加に伴い取締役に就任し、経営体制の強化を進めていたが、今年4月からの新中期経営計画を新たな体制で進めるために社長を交代するもの。これに伴う人事異動は次の通り。
(4月1日付)
▽特命担当(生産担当兼香港本多董事長)取締役宮崎泰雄▽常務・経営企画グループマネージャー(取締役)コーポレートセンター担当堀井達男▽生産担当兼香港本多董事長
取締役・産業用事業部長大西浩司
(6月下旬)
▽取締役
民生用事業部事業企画グループ
グループマネージャー山本正美▽同パナソニック電工制御機器本部コネクタ事業部津コネクタ製造部長兼伊勢コネクタ製造部長平松真吾
佐谷紳一郎氏(さたに・しんいちろう)=1957年11月28日生まれ。52歳。81年関西学院大学経済学部卒、同4月松下電工(現パナソニック電工)入社。06年6月松下電工インフォメーションシステムズ(現パナソニック電工インフォメーションシステムズ)取締役、08年4月本多通信工業取締役、09年4月パナソニック電工執行役員制御機器本部コネクタ事業担当兼本多通信工業取締役特命担当、同6月本多通信工業代表取締役副社長。