三菱電機は、PLCのトップメーカーとして、製品力と営業力の強みを活かした展開でシェアを上げている。
機種は中大規模制御向けに適したQシリーズと小規模制御に適したFXシリーズに加えて、昨年12月からは搬送装置や一般産業機械などの中規模の制御に適した新製品「MELSEC―Lシリーズ」を発売。
Lシリーズは、CPUユニットに、スイッチやセンサなどを接続するための入出力、位置決め、カウンタ、ロギング、ネットワーク(USB、Ethernet、CC―Link)などシーケンサシステムで必要とされる基本機能を標準装備することで、CPUユニットと電源ユニットだけの最小単位でシステム構築ができる。しかもベースレス構造を採用しており、ユニット拡張時には必要なユニットを必要な分だけ接続するだけで済み、制御盤内の省スペース化と自由度の高い設計が可能。
CPU(高機能タイプ)は、基本演算処理能力が9・5ns、プログラム容量260kステップとQシリーズと同等の高速・大容量を持ち、高コストパフォーマンスを誇り、さらに、SDメモリカードスロットを標準装備することで、CPU内のデータバックアップやリストアができる。
(http://www.MitsubishiElectric.co.jp/melfanswe
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