オプテックス・エフエー(小國勇社長)は、小型軽量のアンプ内蔵レーザ変位センサ「CD33シリーズ」に、長距離測定タイプの「CD33―250N」を追加発売した。標準価格9万8000円。国内販売数目標は500台。
CD33―250Nは、測定中心距離を250ミリとしてプラスマイナス150ミリの測定範囲を持つ小型レーザ変位センサ。リニアリティは従来比8倍のプラスマイナス0・3%F・S。繰り返し精度は75μメートルで、従来比2倍の高精度を実現している。
通常、高精度変位センサには金属筺体を使用しているが、CD33シリーズは、ローコスト化と軽量化を目的に、スーパーエンジニアリングプラスチックのPPS(ポリフェニレンスルファイド)を採用した。
また、各部にかかる応力を徹底的に排除した形で校正・出荷されるので、従来の樹脂製では確保できなかった測定安定性も実現した。
この結果、65グラムという超軽量化と高精度を両立させることに成功している。
複数種の測定値出力を持つ変位センサが多い中、「アナログ電流+2ch制御出力型」、「アナログ電圧+2ch制御出力型」と、入力機器に応じ製品をラインナップ。
さらに、不要な回路を省略することで、受光素子にC―MOSを採用したレーザ変位センサで標準価格9万8000円の低価格を実現した。