世界最大の筐体メーカーであるリタールは、熱対策機器の充実にも意欲的に取り組んでいる。
盤用クーラでも豊富な品ぞろえを誇り、世界でトップシェアを確立している。同社の盤用クーラは凝縮器にナノコーティングを施したことで汚れに強く、また排水処理も不要など、省メンテナンスに繋がることから好評を得ている。
このうち「グリーンクーラ」は、各種部品の改良と、同社の長年のノウハウで、消費電力とCO〓排出量を30%以上削減できるのが大きな特徴となっている。
出力は1000Wと2000Wタイプが完備している。
グリーンクーラを使うことよって、環境に配慮しながら、トータルコストを大きく下げることが可能になる。
一方、サーモエレクトリッククーラは、ペルチェ素子とPMW(パルス変調)方式の採用によって、従来品比40~60%の小型・軽量化と、最大60%の電気消費量を削減できるのが特徴となっている。
さらに究極の水冷式冷却システムLCPは、密閉/エリア冷却タイプ、排熱処理タイプなど状況や能力に応じてタイプを選べる製品群の豊富さから、7000台以上の販売実績を有している。
中でも密閉冷却タイプは静粛が高く、ラック内部でサーバーの稼働率に追従した省エネモードで冷気を制御できる。
(http://www.rittal.co.jp)