風力発電設備の導入が全国で1500基を突破し、増勢が続いている。71市町村が導入推進に結束するなど、上昇気流に乗った風力発電は配電盤類メーカーにも発電機盤などの需要増加をもたらす。
NEDOの調査によると、昨年3月末時点の風力発電設備は1517基、発電量185万3624kwに達している。
その後も、新エネルギーへの期待から導入が進んでいる。
風力発電推進市町村全国協議会がまとめた資料では、都道府県で導入が最も多いのは北海道の268基25万8485kw、次いで青森県の192基27万7100kw、秋田県の103基12万2662kw、鹿児島県の97基13万6505kw。
その他の導入県は▽岩手県61基6万7080kw▽福島県43基6万9860kw▽山形県24基2万5450kw▽新潟県14基7010kw▽茨城県46基6万7905kw▽栃木県7基840kw▽群馬県2基340kw▽富山県4基3300kw▽石川県56基7万8515kw▽福井県2基1800kw
▽千葉県50基6万8150kw▽東京都4基4150kw▽神奈川県4基4150kw▽静岡県35基3万7156kw▽愛知県37基5万4226kw▽岐阜県13基9200kw▽三重県35基3万4056kw▽奈良県3基60kw▽和歌山県22基2万340kw▽滋賀県1基1500kw▽京都府24基4500kw▽兵庫県24基4万3320kw
▽鳥取県41基5万9100kw▽島根県19基2万320kw▽岡山県1基16kw▽山口県37基7万4450kw▽徳島県1基1万9500kw▽高知県40基3万6450kw
▽愛媛県46基4万9700kw▽福岡県13基1万7226kw▽大分県13基1万1490kw▽宮崎県1基750kw▽佐賀県30基4万2695kw▽長崎県60基6万7410kw
▽熊本県22基2万8950kw▽沖縄県26基1万8875kw。
北海道では稚内市が宗谷岬ウィンドファームの1000kw57基などがあり、74基7万6355kwと群を抜いている。
このほか、苫前町42基5万2800kw、江差市30基2万1800kwが目立っている。
青森県では六カ所村の78基10万58501kw、東通村72基10万4550kwが多い。
風車メーカーは三菱重工、日本製鋼所、富士重工、ヤマハなど日本メーカーのほか海外メーカーも多い。