山武はインドのムンバイに100%出資の現地法人「アズビルインド」(資本金3400万ルピー=約6500万円)を設立、1日から営業を開始した。新会社は社員8人でスタートし、社長には山武の製品・システムに精通し、現地企業との関係が強いゴパルクリシュナ・M・カンナ氏が就任した。
初年度は2億円、3年後に10億円規模の売り上げを計画している。なお、これに伴い2008年6月、インドのニューデリー郊外に開設したインド駐在員事務所は閉鎖した。
同社は海外市場の強化を進めているが、特に重点市場である中国、東南アジアで高い事業成長を目指しており、伸長著しいインドでも、エネルギー・素材・自動車などのプロセスオートメーションやファクトリーオートメーション市場をはじめ、ライフ・サイクル・ソリューションや今後成長が見込まれる業務用ビルオートメーション市場へ展開を図っている。
現地法人設立により、日系顧客へのサービス強化、及び品質と顧客課題解決力をベースにして現地顧客の開拓を行うことが可能となる。
業務内容は、制御・監視システム、計測・制御機器、システムのエンジニアリングの販売及び、計装工事・製造・輸入販売・保全サービスなど。