ハードディスクドライブ(HDD)評価・障害解析サービスのソルナック(大阪市北区堂島1―1―25、tel06―4796―3233、館健治社長)が展開している「HDD技術支援サービス」が好評。
HDDは大容量化、小型化、低価格化が進む中、大切なデータを保存する記憶装置として必要不可欠な装置となっている。半面、慎重に扱わないと壊れやすい繊細な装置で、ひとたび問題が発生すればその被害は甚大である。同社が提供するHDD技術サービスは、HDDを技術的にトータルサポートし、合理的なコストでHDDの信頼性を確保する。
サービスの内容は、HDD障害解析、HDD選定評価、HDD使用機器評価試験、データ復旧など。
HDD障害解析は、詳細な1次診断と分解調査を通じ、HDD障害の不良原因を究明、測定分析データを提供しデータに基づいた製品の品質改善をサポートする。
解析内容として、非分解解析による障害状況の確認では、HDDテスタによる内部データの収集、外部アクセス試験、その他の測定器などによる障害原因の調査など。分解調査は、HDDを開封し光学顕微鏡、電子顕微鏡などによる観察や、多種の測定器による媒体調査、ヘッド調査、化学分析などによる障害原因の特定など。
HDD選定評価は、ユーザーが安心して使用できるHDDを選択するための評価分析サービスを行う。選定評価内容は、高温稼働試験、シーク耐久試験、ロードアンロード耐久試験、振動・衝撃耐久性試験、ヒートショック耐久試験などの耐久性試験や寿命試験、リン含有調査など。データ復旧サービスは、論理障害、物理障害を問わず様々な障害からデータを復旧する。
同社は2001年設立、電子機器受託開発・製造/環境試験受託からスタートし、現在、HDD評価・障害解析サービスのほか米SMART社の国内代理店などの事業を展開、09年8月期の売上高は23億円となっている。