産業用接続機器大手の東洋技研(長野県岡谷市長地権現町4―8―7、tel0266―27―2012、花岡孝社長)は、スタッドタイプ「分岐端子台PTXシリーズ」を開発、近く第1弾を発売する。
配線効率の向上と、分岐作業の煩わしさの両方を解消できる。
同社は、スタッド式端子台CT―STシリーズ(660V、130A~800A)、分岐端子台ITシリーズ(同、60A~500A)を発売しているが、受・配電盤メーカーの要請により、両機能を合わせ持つスタッドタイプ分岐端子台PTXシリーズを開発したもの。
新製品は、2次側の配線を分岐するのに適している。機種はPTX―100、同225があり、それぞれ直取り付けタイプ、DINレール取り付けタイプをそろえている。受電側(1次側)から、送電側(2次側)への分岐作業の煩わしさがなくなる。また、2次側には3カ所の結線ビスを設け分岐に対応している。端子台本体と側板は難燃性、耐電圧、絶縁抵抗に優れるPPE樹脂UL94V―0を使用している。
PTX―100は1次側(60mm2)175A、2次側(22mm2、8mm2×2)合計最大175A。PTX―225は1次側(100mm2)240A、2次側(38mm2、8mm2×2)合計最大240A。
その他の主な仕様は次の通り。
▽使用周囲温度=マイナス25℃~プラス60℃▽耐電圧=2500V1分間▽絶縁抵抗=200MΩ以上(DC500Vメガ)▽準拠規格=JIS
C2811。