三菱電機は、プログラマブル表示器「グラフィックオペレーションターミナルGOT1000シリーズ」の新製品として、6・5型の高解像度でEthernet接続にも対応したハンディタイプの「GT1665HS―VTBD」を発売した。標準価格は25万円。2010年度1000台の販売を計画。
新製品は、据置型の最上位モデルGT16モデルに準じた機能を内蔵した高解像度のハンディタイプで、画面サイズを従来の5・7型QVGA(320×240ドット)から6・5型に広げるとともに、VGA(640×480ドット)の高解像度と6万5536色の色彩表示能力で、操作時の視認性が向上した。
また、デザインも人間工学にもとづき片手で持ちやすいグリップと重量バランスにすることで、長時間の操作も快適に行え、しかもグリップの角度を調整して画面の向きを変更でき、操作性もさらに良くなっている。
通信も、従来のシリアル接続に加え、Ethernet接続にも対応し、大規模な生産ラインでも最大100メートル離れた所から遠隔操作が可能。
そのほか、アナログタッチパネルを採用して、レイアウトを自由に設定でき、グリッド線もなく画面が見やすい。同社のシーケンサ(MELSEC―Q、FX)のバックアップリストア、ラダー編集機能などで親和性を強化した。
機器データ管理機能、データ収集機能等多彩な機能を搭載し使い勝手を向上などの特徴を持つ。
同社のGOT1000シリーズは04年に発売以来、半導体、液晶、自動車業界などさまざまな分野で広く使用されている。
据え置き型で3・7~15型までラインアップしているが、ハンディタイプはGT11モデルの5・7型のみであったため、今回GT16モデルとして6・5型を発売した。