産業用イーサネット 社会インフラ分野で導入進展 アナログからの置き換え需要

産業用イーサネットがエネルギーや輸送などの社会インフラ用途で注目を集めている。世界的に経済の低迷が続く中で、国レベルでの景気刺激策として社会インフラ関連への投資を実施している国は多く、イーサネットベースのネットワーク構築に向けて産業用イーサネットスイッチの需要増に波及効果をもたらしているようだ。

米国の調査会社ARCによると、「産業用イーサネットスイッチ市場は、自動車や機械などのオートメーション分野からインフラ関連投資が主要なものになって、2011年までに2桁成長に戻る」と予想。

グローバルな経済低迷で私企業による投資が減少する中で、政府や電力・ガスなどの公企業がインテリジェント輸送、再生可能エネルギー、その他のインフラプロジェクトなどの分野で投資を継続している。

エネルギーとインフラプロジェクトは、インフラの改善だけでなく、支出と雇用の増加を生む。

産業用イーサネットは、電力プラント、高速道路、輸送プラットフォーム、水処理設備などの屋外設備へと導入が広がっており、イーサネットスイッチの需要拡大に繋がっている。

ARCは、「工場アプリケーションにおけるイーサネットは、一般的にはイーサネットのネットワークがシリアルベースのデバイスネットワークや、その他の代替手段の置き換えとして使用され、エネルギーやインフラ分野での使用は稀なケースであった。現状はもとのアナログシステムの置き換えとしてすばやく受容れられ活用されている。その主な競争相手はワイヤレスネットワークや光ファイバーである」としている。

オートメーション新聞は、1976年の発行開始以来、45年超にわたって製造業界で働く人々を応援してきたものづくり業界専門メディアです。工場や製造現場、生産設備におけるFAや自動化、ロボットや制御技術・製品のトピックスを中心に、IoTやスマートファクトリー、製造業DX等に関する情報を発信しています。新聞とPDF電子版は月3回の発行、WEBとTwitterは随時更新しています。

購読料は、法人企業向けは年間3万円(税抜)、個人向けは年間6000円(税抜)。個人プランの場合、月額500円で定期的に業界の情報を手に入れることができます。ぜひご検討ください。

オートメーション新聞/ものづくり.jp Twitterでは、最新ニュースのほか、展示会レポートや日々の取材こぼれ話などをお届けしています
>FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

FA・自動化、デジタル化、製造業の今をお届けする ものづくり業界専門メディア「オートメーション新聞」

オートメーション新聞は、45年以上の歴史を持つ製造業・ものづくり業界の専門メディアです。製造業DXやデジタル化、FA・自動化、スマートファクトリーに向けた動きなど、製造業各社と市場の動きをお伝えします。年間購読は、個人向けプラン6600円、法人向けプラン3万3000円

CTR IMG