日本電機工業会(JEMA、西田厚聰会長)は、「2010(平成22)年度電機工業技術功績者」の表彰式を経団連会館で16日行った。JEMAの取り扱い製品である重電機器・白物家電機器の技術進歩の発展を図る一助として、1952年度から毎年表彰を行っており、今年で59回目。
今年度は、51社185件356人と2件の申請があり、審査の結果50社127件247人が選ばれた。内訳は、最優秀賞1件2人、部門別最優秀賞3件6人、優秀賞11社12件24人、優良賞59社111件215人。
最優秀賞には「電気自動車i―MiEV用モータ・インバータの開発製品化」で、明電舎コンポーネント事業部EV事業開発部EV開発課中野義則氏と永田耕治氏が選ばれた。
また、部門別最優秀賞は、『重電部門』で「新形1100kVガス遮断器の開発」の日本AEパワーシステムズ開閉装置事業部設計部遮断器・開発グループ逸見礼氏と小野寺充氏、『家電部門』で「安全性・使い勝手とおいしさを両立した三菱ジャー炊飯器蒸気レスIHの開発」の三菱電機住環境研究開発センター製品化技術開発部家事家電第2グループ河東ちひろ氏と三菱電機ホーム機器家電製品技術部調理機器技術課富田真司氏、『ものづくり部門』で「高度統合型CAE/CAD/CAMを適用したセルコンセプト生産システムの開発」の日立製作所情報制御システム社生産エンジニアリング部沖田憲士氏と天沼武宏氏に授与され、西田会長からそれぞれの表彰者に賞状と記念品が手渡された。最優秀賞の概要を説明する講演も行われた。