山武は、「第8回日本環境経営大賞」(主催=日本環境経営大賞表彰委員会、三重県、後援=環境省、経済産業省など)の「CO2削減部門」において、最優秀賞である『パール大賞』を受賞した。
日本環境経営大賞は、持続可能な社会の構築を目指し、環境経営と環境文化の創造を目的として、2002年度から毎年、事業規模の大小や業種・業態にかかわらず、優れた環境経営の実践や環境価値創造への貢献などへの功績を称えるための表彰制度。「環境経営部門」「環境価値創造部門」「CO2削減部門」の3部門がある。
今回受賞した「CO2削減部門」は、CO2を中心とする温室効果ガスの排出量削減について、これまでの顕著な削減実績と将来の削減に向けた社会的影響のある取り組みを表彰するもの。
同社の受賞理由は、(1)azbilグループ全体でCO2排出量削減を行うため、子会社に対して、省エネ診断や改善策を提案することで技術を移転し、削減されたCO2排出量の第三者認証を受け、同社が購入するという排出量取引を活用した共同省エネルギー事業を先進的に実施した(2)自らの経験と実績を基に08年度から開始の「国内クレジット制度」で、顧客を含む多くの事業者に自社の事業を通じて申請等の支援を行い、制度の普及に大きく貢献した(3)自らも80年度下期から全社一丸となり組織的に「CO2削減プロジェクト」に取り組んだことでCO2削減に関し、顕著な成果を出した(08年度のCO2排出量削減率は06年度比8%削減)などが挙げられる。すなわち、事業を通じた貢献から。
なお、同社は第4回には「環境経営部門」の環境経営優秀賞、第6回には「表彰委員会特別賞」を受賞している。