「第36回ジャンボびっくり見本市」(主催=ジャンボびっくり見本市協催委員会)はインテックス大阪で9、10の両日開催され、電設資材・照明・工具・電子・制御・情報・通信・セキュリティ・空調・住宅設備などの展示即売会で専門メーカー約200社が出展した。来場者は目標の1万4500人を突破し、売り上げ額も目標の107億円を上回る108億5000万円となった。
今回は「TRY
FORECO
ちゃんとしっかりエコロジー」をテーマに、「どんなに小さいことからでもしっかりエコを始めよう」という視点に立ち、環境調和型製品が数多く出展・紹介され、あらゆる商材を対象にエコロジーという訴求ポイントが実感できる即売会となった。さらに、恒例である「いちおし商品コンテスト」のほか、因幡電機産業のオリジナルブランド「ジャッピー」ブース、大抽選会、実演販売など各種の催しが開催された。
また、インテックス大阪の国際会議ホールで開催された「第21回INABAテクニカルセミナー」では、「インフラバッテリーとしての2次電池『SCiB』」と題して、東芝電力流通・産業システム社SCiB事業推進統括部技監の本多啓三氏が講演を行った。
SCiBは、負極に東芝独自のチタン酸リチウムを採用、熱暴走を起こさない安全性を備えており、6000回以上の充放電を繰り返しても、90%以上の容積維持率を示し高寿命で急速充電が可能な次世代2次電池。電気自動車以外にも幅広い分野への応用が期待されており、東芝では来春から新潟県の柏崎工場で本格生産を行う予定で、聴講者は高い関心を示していた。
なお、同展は16、17日、東京ビッグサイトでも開催された。