日東工業 熱関連機器などをテスト「データセンター熱検証ルーム」設置

【名古屋】日東工業は、熱対策機器などの実証検証を行う「データセンター熱検証ルーム(iDC試験装置)」を静岡県菊川市の菊川工場内に設置した。

情報化社会の発展に伴い、データセンターの需要が高まっており、さらにIT機器の高密度化が進むため、データセンター事業者は熱問題の改善や省電力化などの対応が求められている。

同社では、データセンターのこうした問題を解決するため、今回の検証ルームを活用し、同社の熱対策製品、環境監視システム、システムラックなど「グリーンラックパッケージ」の開発に役立てる。

ルームの面積は94平方メートルで、(1)データセンターと同条件の室内環境における発熱機器搭載ラックの熱性能の把握(2)熱対策機器・熱ソリューションの実証検証(3)データセンター向け新商品開発の性能検証―などが行える。

ルームは、気密性と断熱性に優れ、室外の影響を受けにくい室内構造で、データセンターを想定した様々な試験室環境を、フレキシブルに実現できる。高容量の電力供給が可能で、発熱機器の搭載を模擬したラックの稼働状態での検証が行える。

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