フジソク(川崎市中原区木月住吉町1890、tel044―433―5721、笠井徹社長)は、「2010年度(平成22年度)FDR会(販売代理店会)総会」を、東京・白金台の八芳園で14日開催、全国のFDR会12社の社長と営業責任者が出席した。
第1部のFDR会総会では、冒頭にFDR会会長のECリョーサンの梅澤雅和社長が「フジソクさんの業績も回復しているようにお聞きしており、何よりである。コンシュマー関係の需要はアジアやアセアンなどに移る中で、国内は少量多品種の需要が多くなっている。代理店もこれに合うよう存在価値を高めて拡販に努力していきたい」とあいさつした。その後、会計報告と参加会社の紹介などが行われ終了した。
第2部のフジソクの事業報告会では、最初に親会社の日本電産コパル電子の眞銅陽太郎取締役専務執行役員が「この1年は大変厳しかったがお陰様で、当初の目標は達成できた。まだ、フジソクは病み上がりで通院の必要があるが、療養しながら元気な身体にしていきたい。当社にとってスイッチ事業は中核であり、フジソクが当社を牽引してもらいたい。今期も高い営業目標の達成に向けがんばって欲しい」と激励した。
続いて、笠井社長が会社の概要を報告し、「63期の09年度の売り上げは前期比31%減少したが、64期の10年度は同38%アップさせ、08年度の実績に戻したい。64期は、マーケティング志向による新製品開発とシステム事業のビジネスモデル確立の2つに重点を置き、大きな発展の年として飛躍したい。特に、システム事業は無線技術を活かし、今後6年間で売り上げを倍増できるような新製品開発を行う」と今期の基本方針を示した。
その後、吉田幸太郎取締役営業本部長から代理店ごとの販売実績などの営業報告、大矢敦男営業本部副本部長から新製品計画、FDR会方針などが示された。