トータルソリューションでコストダウン 東研が提供するRFID活用の工程管理システム 作業実績収集をベースに工程管理

『非接触ICカードマルチ端末』(マーステクノサイエンス開発)を活用したRFID工程管理システムで実例をあげて見た。

このシステムでは、作業指示書と作業員カードにRFIDを利用している。作業指示書の表示面には指示内容を印字し、RFタグの中に指示情報を書き込む。

実際の作業手順は、マルチ端末の上に指示書を置いて作業開始を登録する。

次に、IC作業員カードを端末にかざして工程や作業を選択して作業を開始する。

終了時も作業指示書タグとIC作業員カードをかざして出来高数を登録する。

作業開始が登録された時点で、進捗管理用PCには作業名称と作業員が紐づいた形で表示されているので、誰が、どの作業を、どのくらい行っているかが一目で分かるようになる。

作業実績がリアルタイムで集計されるため、作業日報から時間や出来高を集計する作業がなくなる。集計されたデータは、CSV形式で出力でき、上位の生産管理システムへのデータ連携の容易性はもちろん、さらにその上位システムへ“精度"と“鮮度"の高い情報を供給することが可能となる。

マルチ端末は、効率的な実績情報収集用の端末として開発され、7インチタッチパネルとRFIDのリーダライターを搭載している。

作業者は画面に表示されたボタンを選択するだけで作業実績が登録でき、出来高などの実績情報もタッチパネルから簡単に入力することが可能である。

リーダライターが一体型のため、設置場所を選ばない便利さもある。

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