PROFIenergyの仕様は2010年初めに発表され、2010年4月にドイツで開催されるハノーバメッセで実際の製品が紹介される予定である。
PIはPROFIenergyの実プロセスへの適応は2010年の後半になると予想している。
現在は、PROFIenergyは電力しかカバーしないが、将来は工場で使用されるエネルギーとして、ガス、蒸気、圧縮空気、そして水なども管理できることを視野に入れて開発を進めている。また、次のバージョンとして、より使いやすいエンジニアリング方法の提供も考えている。
PROFIenergyは、ドイツ自動車業界からの要求を元に作成されたため、ドイツの自動車業界はこの技術を積極的に採用することを約束している。
したがって、ドイツ自動車メーカーに製品を納めるオートメーションベンダーは、PROFINETを使ったPROFIenergyに対応した製品を開発することが求められるであろうし、これがPROFIenergyの普及を促進すると期待される。
ドイツの中では、自動車業界だけでなく、他の製造業も
PROFIenergyに興味を持ち、PIはその問い合わせを受けている。
日本でも、制御用のオープンなネットワークがマーケットシェアを拡大していくように、特定の会社、特定の工場、特定の機器だけでなく、どのように機器をつないでも省エネを進めていくことができるオープンな技術として、PROFIenergyが評価されていくと考えている。