近年、全世界的課題として環境エネルギー問題への対応が各国ごと、各産業ごとに強く求められており、特に省資源や高効率、低環境負荷化として温室効果ガス排出量25%削減などに向けた取り組みが重要となってきている。特に生産現場におけるクリーンルームでは非常に大きなエネルギーが使用されており、そのためクリーンルームにおけるCO2排出量削減に向けた取り組みが望まれている。
クリーンルームというのは、製品の安全・安心を確保する意味で非常に重要な設備である。生産現場に異物が混入することによって品質不良に直結するなどの問題が生じてしまうため、従来より「クリーンルームにおける様々な基準を守るための設定は変更できない」と過剰になりがちであった。
また、空気中のほこりなどのパーティクルは目に見えないため、どうしても、クリーンルームの基準には必要以上に気を遣ってしまうものである。