オムロンの高精度電力量センサ「スマート電力量モニタKM50」は、生産設備の待機状態での微小な消費電力量を高精度に計測するもの。従来の電力量モニタは、生産設備の稼働中の消費電力と非稼働中に消費される電力(停止電力)しか計測できず、稼働中に生じている無駄な電力の見える化は難しかった。
KM50は、業界で初めて微小電流計測への自動切替機能を搭載することで、稼働時の無駄な電力をリアルタイムかつ簡単モニタリングでき、継続的なCO2削減と原価低減が図れる。実証試験では、電力使用量の10%削減が可能である。
微小電流計測自動切替機能は、電流の変化に応じて計測可能領域を定格電流計測と微小電流計測モードに自動的に切替えることで、計測中の電流値が定格の5%以下になると微小電力計測モードへ自動的に移行し、高精度計測を開始する。
さらに、100ミリ秒周期で高速計測した結果をリアルタイムで本体モニタに表示、内部メモリに保存でき、保存データは通信により管理用PCなどで管理が可能。電流のほか電圧、瞬時電力、力率、積算電力量、瞬時無効電力、周波数の計測なども可能。
(http://www.green‐automation.omron.co.jp/)