日本開閉器工業 今年度中に欧州連絡事務所設置 マーケティング活動を展開

日本開閉器工業(大橋智成社長)は、今年度中にドイツ・フランクフルトに欧州連絡事務所「NSE(仮称)」を置く。日本より市場の大きい欧州でのマーケティング活動が狙い。

同社は、米国・アリゾナ州にNSA、中国・香港にNSHとして販売会社を設置しているが、欧州は日本からサポートしている。

当初は日本から社員1人を派遣し、マーケティング調査や顧客サポートを行う。欧州向けの販売はグローバルディストリビュータ、ローカルディストリビュータ、カタログディストリビュータの3つのルートを使って拡販している。

当面、本社から駐在員1人を派遣し、製品在庫などは持たないで、顧客への「NKK」ブランドの浸透や、グローバルディストリビュータのサポートなどを主な業務として行っていく。

大橋社長は「GDPの額は日本が500兆円、アメリカが1300兆円であるが、欧州は全体では日本の2倍の1000兆円あり、世界ナンバーワンのスイッチメーカーを目指す当社としては非常に魅力的な地域である」と語っている。

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